アウトプット大全で一番地味だけど、一番効いたトレーニング

『アウトプット大全』を読んでいて、正直ワクワクする章とそうでもない章がある。

チャプター5の「アウトプット力を高める7つのトレーニング法」の中でも、「健康について記録する」はかなり地味だ。

発信テクニックでもなく、文章術でもない。

体重、気分、睡眠時間を記録するだけ。

ただ、逆にそこが引っかかった。

アウトプットの本なのに、なぜ健康なのか。

ここには何か理由があるはずだと思い、試しにやってみることにした。

【正直、気分の記録は1週間でやめた】

最初にやめたのは、気分の記録だった。

メモアプリにその日の気分を書く。

これが思った以上に面倒だった。

1週間くらいで途切れた。

しかも理由は単純で、1日忘れたから。

1日抜けると、「まあもういいか」と一気にやる気がなくなる。

続けられなかった自分に少しがっかりしつつ、深追いはしなかった。

【体重と睡眠は、記録している感覚すらなかった】

一方で、体重と睡眠時間は今も続いている。

といっても、努力している感覚はほぼない。

体重はアプリ連動の体組成計に毎朝乗るだけ。

睡眠はApple Watchをつけて寝るだけ。

記録しているというより、勝手にデータが溜まっている感覚だ。

同じ「記録」なのに、この差は何なんだろうと後から気づいた。

【続かなかったのは、意志の問題じゃなかった】

気分の記録が続かなかったのは、意志が弱かったからではない。

そうではなく、意識しないといけない設計だったからだと思う。

メモを開く。

文章を書く。

振り返る。

全部「やろう」と思わないと始まらない。

一方で、体重と睡眠は意識をほとんど使わない。

この違いは、そのままアウトプットにも当てはまる。

【やめたあとに、設計だけ変えてみた】

完全にやめるのも違う気がして、設計だけを変えてみた。

iPhoneのショートカットを使って、ワンタップで気分だけ入力できるようにした。

日付と天気は自動で入る。

自分がやるのは「気分を一言選ぶ」だけ。

記録のハードルを、できるだけ下げた。

【たくさん書こうとすると、全部やめる】

これまでの経験上、たくさん書こうとすると必ずやめる。

丁寧に、しっかり、ちゃんとやろうとした瞬間に続かなくなる。

だから今回は、少なすぎるくらいでいいと割り切った。

質や量よりも、摩擦を減らすことを優先した。

【このトレーニングがアウトプット力につながる理由】

この健康記録を通して分かったのは、

「今日は出ない日だ」と判断できるようになったことだ。

睡眠が浅い日、気分が沈んでいる日。

そういう日は無理にアウトプットしなくていい。

逆に調子のいい日は、自然と行動量が増える。

アウトプット以前に、自分の状態を把握できるようになった感覚がある。

【アウトプット大全を読んで残ったもの】

『アウトプット大全』は、発信テクニックの本ではなかった。

努力や根性で頑張る本でもない。

行動が続く条件を、生活レベルで考えさせてくれる本だった。

派手ではないけれど、長く使える。

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