「マイナポータルって結局何ができるの?」
これが一番多い疑問です。
結論から言うと、マイナポータルは行政手続きをスマホやパソコンで完結させるための窓口です。
SNSやニュースアプリのように、毎日使うものではありません。
でも、使う場面では圧倒的に時間を節約できます。
この記事では、
- マイナポータルでできること
- 本当に便利なのか
- デメリットはあるのか
を2026年2月時点の内容で整理します。
マイナポータルで何ができる?主な機能一覧
マイナポータルは、デジタル庁が運営するオンライン行政サービスです。
多機能ですが、会社員やその家族が実際に使う機能は限られています。主要な6つを解説します。
確定申告・医療費控除(e-Tax連携)
最も実用性が高いのがこれです。
マイナポータルとe-Tax(国税電子申告・納税システム)を連携させることで、以下の作業が自動化されます。
- 医療費通知情報の自動取得
- ふるさと納税データの連携
- 生命保険料控除証明書の取得
- 還付申請のオンライン提出
以前のように、医療費の領収書を一年分保管して電卓を叩く必要がほぼなくなりました。データは自動で入ってくるため、入力ミスも防げます。
マイナ保険証の登録と医療情報の確認
健康保険証としての利用登録と、それに付随する情報の確認ができます。
- 健康保険証利用の登録:カードリーダーのある病院・薬局で保険証として使えます。
- 薬剤情報の閲覧:過去に処方された薬の履歴を確認できます。お薬手帳を忘れた際に役立ちます。
- 医療費通知情報の閲覧:いつ、どこの病院でいくらかかったかを確認できます(これが確定申告に使われます)。
- 特定健診情報の閲覧:40歳以上が受ける特定健診の結果データが蓄積されます。
運転免許証との一体化(マイナ免許証)
2025年3月から始まった、マイナンバーカードと運転免許証の一体化。「マイナ免許証」としての機能です。
- 住所変更の一本化:引越し時、自治体の窓口でマイナンバーカードの住所変更を行えば、警察署へ行かなくても免許証の住所変更(記録情報の書き換え)が完了します。
- 更新手続きの簡素化:優良運転者(ゴールド免許)などの講習をオンラインで受講できるケースが増え、更新時の拘束時間が減ります。
年金記録の確認(ねんきんネット連携)
「ねんきんネット」と連携することで、以下の情報を確認できます。
- これまでの年金加入履歴
- 保険料の納付状況
- 将来の年金受給見込額
40代を過ぎると気になり始める「自分はいくらもらえるのか?」が可視化されます。郵送されてくる「ねんきん定期便」を待たずとも、スマホでいつでも確認できるのは安心材料です。
子育て・教育関連の申請
子育て世帯にとって、役所の窓口が開いている時間に休みを取るのはハードルが高いものです。以下の申請がオンラインで完結します。
- 児童手当の現況届や認定請求
- 保育施設の利用申し込み(自治体による)
- 妊娠の届出
- 高校就学支援金の申請
特に「現況届」など、毎年発生する定型的な手続きが自宅からできるメリットは大きいです。
引越し手続き(転出届)
引越しの際、これまでは「今住んでいる自治体」と「新しく住む自治体」の両方の窓口に行く必要がありました。
マイナポータルを使えば、「転出届(今住んでいる自治体への届け出)」はオンラインで完了します。
役所に行くのは「転入先(新しい住所)」の一回だけで済みます。平日に何度も休みを取れない会社員には強力な機能です。
マイナポータルは本当に便利?メリット
正直に言います。「国民全員に必須」とまでは言いません。
しかし、以下の条件に当てはまる人には、明確なメリット(時間の節約)があります。
- 医療費控除を毎年申告する人
- 子育て世帯(児童手当などの手続きがある)
- 引越しをする予定がある人
- 平日に役所へ行く時間が取れない人
最大のメリットは「役所へ行く移動時間と待ち時間の削減」です。
書類の記入漏れで窓口で書き直しをさせられたり、混雑した待合室で数時間待ったりするストレスがなくなります。
また、iPhoneなどのスマホがあれば、生体認証(Face IDやTouch ID)でログインできるため、以前ほど「ログインが面倒」という感覚は減っています。
マイナポータルのデメリット
便利さの裏には、システム的な制約や注意点もあります。
初期設定とログインのハードル
最初にアプリをインストールし、利用者登録をする必要があります。また、ログインのたびにマイナンバーカードをスマホにかざして読み取る動作が必要です(設定により省略可能な場合もありますが、重要な手続きでは必須です)。慣れるまでは、カードの読み取り位置に手こずることがあります。
暗証番号の管理が必要
マイナンバーカードには複数の暗証番号(4桁のものと、英数字6文字以上のもの)があります。これを忘れてしまうとログインできず、ロックがかかった場合は役所の窓口で初期化手続きが必要になります。これが最大のトラップです。
すべての自治体・病院が完全対応ではない
「引越し手続き」や「医療機関での利用」は全国で進んでいますが、細かい自治体独自の給付金申請などは、まだ紙の申請書が必要なケースも残っています。
iPhone連携でできること
iPhone(および対応Android端末)と連携することで、マイナポータルは「カードリーダー不要の認証デバイス」になります。
- スマホでのログイン:PCで作業する場合も、スマホでQRコードを読み取るだけでログインできます。ICカードリーダーを買う必要はありません。
- 各種証明書のコンビニ交付:マイナポータルそのものの機能ではありませんが、スマホに搭載した電子証明書を使ってコンビニで住民票を出せる自治体も増えています。
- 薬剤情報・健診結果の持ち歩き:自分の健康データを常に手元で確認できます。
実務的には、「PCでの確定申告時に、スマホを認証キーとして使う」のが最も恩恵を感じる瞬間です。
結論:マイナポータルは使う人には強い
マイナポータルは「毎日開いて楽しむアプリ」ではありません。
インフラ(水道や電気)に近い存在です。
普段は存在を忘れていても、
- 確定申告の時期
- 引越しのタイミング
- 子供の進学や手当の申請
- 免許更新
こうした「人生の節目」や「年に一度の面倒な手続き」のタイミングでは、圧倒的に便利です。
行政手続きを「半日休んで役所に行くもの」から「休日の夜にスマホで片付けるもの」に変えるツール。それがマイナポータルの正体です。
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