マイナンバーカードを健康保険証として利用するための登録(マイナ保険証の利用申込)は、手元のiPhoneだけで完結します。 ※本記事ではiPhoneで解説しますが、Androidスマートフォンでも基本的な手順は同じです。
この記事では、マイナポータルアプリを使って保険証連携を行う具体的な手順を解説します。役所やセブン銀行ATMに行く必要はありません。通信環境さえあれば、所要時間は5分〜10分程度です。
そもそもマイナ保険証に連携する必要があるのか迷っている人は「マイナンバーカードの保険証利用はどう変わる?」をご覧ください。
事前準備
iPhoneでの登録方法を実践する前に、以下の4点を手元に用意してください。
- マイナンバーカード(プラスチックのカード本体)
- 数字4桁の暗証番号(利用者証明用電子証明書用)
- iPhone(iOS 13.1以上、iPhone 7以降の機種)
- マイナポータルアプリ(インストール済みであること)
iPhoneを使ったマイナ保険証の登録手順
ここからは、マイナポータルアプリを使用した実際の操作手順です。画面に従って健康保険証利用申込を進めてください。
STEP1:マイナポータルアプリを開く
iPhoneで「マイナポータル」アプリを起動します。
トップ画面にある「ログイン」をタップします。
STEP2:利用者証明用パスワードの入力
「パスワード入力」の画面が表示されます。
ここで入力するのは、数字4桁のパスワード(利用者証明用電子証明書)です。
STEP3:マイナンバーカードの読み取り
パスワード入力後、「読み取り開始」ボタンをタップし、iPhoneでマイナンバーカードを読み取ります。
【読み取りのコツ】
- iPhoneの上部背面(カメラの横あたり)をカードの中央に密着させる。
- 読み取り完了まで数秒間、動かさずに待機する。
- うまく読み取れない場合は、iPhoneケースを外す。
STEP4:「健康保険証利用の申込」を選択
ログイン後、トップページの「注目の情報」や「手続きの検索」などから「健康保険証利用の申込」のバナー、またはメニューを探してタップします。
※画面レイアウトは更新により配置が変わることがありますが、「健康保険証」という文言を探してください。
STEP5:利用規約の確認と同意
利用規約が表示されます。内容を確認し、「同意して次へ」進みます。
STEP6:申込完了の確認
再度、マイナンバーカードの読み取りを求められる場合があります(セキュリティのため)。
画面の指示に従い読み取りを行い、「登録が完了しました」という画面が表示されれば手続きは終了です。
iPhoneでマイナンバーカードが読み取れない場合のエラー対処
登録作業中にiPhoneでマイナンバーカードが読み取れないトラブルが発生した場合の解決策です。
ケースやカバーを外す
最も多い原因です。厚みのあるケースや金属を含むケースは干渉します。一度ケースを外して、カードとiPhoneを直接密着させてください。
機内モードや設定を確認する
機内モードがONになっているとNFC(読み取り機能)が制限される場合があります。OFFになっているか確認してください。
iPhoneを再起動する
NFC読み取り機能が一時的に不具合を起こしている可能性があります。再起動で改善することが多いです。
金属製の机の上で行わない
金属製の机の上では電波干渉が起きやすくなります。手に持って行うか、木製の机の上で試してください。
暗証番号でロックがかかった場合
「利用者証明用電子証明書」のパスワード(4桁)は、3回連続で間違えるとロックされ、アプリからの手続きができなくなります。
この場合、市区町村窓口へ行って手続きが必要となります。ご注意ください。
既に申し込んでいるかわからない場合
過去にポイント申請などで手続きをしたか記憶が曖昧な場合は、マイナポータルアプリのトップページから「健康保険証の登録状況」を確認してください。
「登録済み」と表示されていれば、今回の再登録作業は不要です。
登録後の利用について
登録手続きが完了した直後から、マイナ保険証としての利用(システム上の連携)は有効になります。
- 利用開始時期: 即時利用可能です。
- 医療機関の対応: マイナンバーカードリーダーが設置されている医療機関・薬局で利用できます。
- 従来の保険証・資格確認書: 手元にある有効期限内の資格確認書も、引き続き併用して利用可能です。
【便利】Appleウォレット連携でカード持ち歩き不要に
医療機関側のシステムが対応していれば、iPhoneのAppleウォレットにマイナンバーカード機能(スマホ用電子証明書)を連携させることで、マイナンバーカード本体を持ち歩かずにiPhoneだけで受診できます。
- iPhoneのウォレットアプリを開く
- 「マイナンバーカード」を追加して連携
これなら「カードを忘れた」といううっかりミスも防げますし、物理カードを持ち歩く紛失リスクも減らせます。
※すべての医療機関がスマホ搭載に対応しているわけではないため、念のため最初はカードも持参することをおすすめします。
実際に医療機関で使うときの流れ
病院や薬局の受付での一般的なフローは以下の通りです。
- 受付へ行く受付にあるカードリーダー(顔認証付きカードリーダー)を見つけます。「マイナンバーカードで受付します」と伝えるか、直接リーダーへ向かいます。
- カードまたはiPhoneを置くカードリーダーの指定場所にマイナンバーカードを置きます(カバーに入れたままでも読み取れる機種が多いですが、反応しない場合は取り出します)。※iPhoneで受診する場合は、スマホ用のかざす場所にiPhoneを置きます。
- 本人確認を行う「顔認証」または「4桁の暗証番号」のいずれかを選択し、認証を行います。※顔認証であれば、マスクを外して画面を見るだけです。
- 同意項目の選択「過去の薬剤情報の提供」「特定健診情報の提供」などに同意するかを選択します。※同意すると、医師や薬剤師が過去のデータに基づいた診療・処方ができるようになります。
- 受付完了「受付が完了しました」と表示されたら、カードを取り外して待合室で待ちます。
まとめ:マイナ保険証の登録はiPhoneで完結する
マイナ保険証をiPhoneで登録する方法は、マイナポータルアプリさえあれば非常にシンプルです。
- マイナポータルアプリでログイン
- 健康保険証利用の申込を選択
- 規約に同意して登録完了
もしiPhoneでマイナンバーカードが読み取れない場合は、ケースを外して再起動してから試してみてください。一度マイナポータルで保険証連携を済ませておけば、就職や転職で保険証が変わっても、マイナンバーカード一枚で受診できるようになります。

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