「足がだるい」
「ねぇ、足揉んで」
毎晩のように妻がいうセリフです。
妻は看護師をしているので、それはまぁ激務の立ち仕事なんでしょう。妻は毎日病院で患者さんをいたわっているので、家ではぼくが妻をいたわってやろう。
目次
マッサージする回数と感謝気持ちの関係
ここからちょっと理屈っぽい話になります。ぼくが妻にマッサージする回数と妻
がぼくに対して抱く感謝の気持ちを簡単にグラフに表してみます。
縦軸に満足度、横軸にマッサージの回数をとって考えてみると上記のような曲線が導きだされます。
はじめてマッサージをしてあげたときは満足度も高いのですが、回数を重ねるごとに満足度は落ちてきます。
人間は慣れてしまうものなので仕方ないですね。
毎日マッサージをしていれば、それが当たり前になり満足度は下がります。
マッサージの回数と求められる技術の関係
次にぼくがマッサージをする回数と妻がぼくに対して求めるマッサージの技術についての関係をグラフに示します。
縦軸に求められる技術、横軸に回数をとって考えます。
はじめはマッサージをしてくれること自体で喜んでもらえます。
がしかし、回数を重ねるごとに「もっと下の方を強く」とか「もう少しやさしく」とか言い出します。
これも人として当然の変化で、少しづつ欲が増えていくものです。
2つのグラフを重ねあわせてみる
前述した2つのグラフを重ね合わせて考えてみましょう。
赤線が妻からぼくへの感謝の気持ち、青線が妻がぼくに足して求めるマッサージの技術です。
この2本の曲線が交わるまでは妻もぼくに感謝を伝え、ぼくも妻の助けになっているんだという満足感を得ることができます。
ここまでを「幸福ゾーン」と呼びましょう。
しかし、この曲線が交わってしまって以降は感謝の気持ちはないは、求められる技術はあがるは、でいいことがなんにもありません。
だれも得をしなくなります。
なのでこの2本の曲線の交点を「完全降伏点」と呼ぶことにします。
グラフには続きがある
ぼくたち夫婦は結婚してもう10年になりますので、もう完全降伏点をとっくにすぎています。この完全降伏点を過ぎた後はどうなるのかをグラフに示します。
いかがでしょうか?
感謝の気持ちは一旦は下がりますが、回数を重ねるごとにもう一度上がってきます。そしてまた下がる。この繰り返しです。
求められる技術も一旦は上がりますが、回数を重ねるごとに「やってくれるだけでもいいか」と下がってきます。この繰り返し。
そうです。長く続けていれば延々とこの浮き沈みを繰り返すってことです。
これをぼくは「マッサージにおける幸福の2重螺旋構造」と呼ぶことにしました。
ぼくらの夫婦関係が続く限りこの2重螺旋は繰り返されることでしょう。
以上、フジー( @FMasanory )でした。
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