高校就学支援金の「決定通知」が届いた。e-Shien申請のリアルと、入金までの「時差」の話

アイキャッチ画像 AIに聞いてみた

この記事はわが家に届いた通知書と、申請時に苦労した記憶をもとに、AIと一緒に整理しながら書きました。

手続きの流れや金額、感じたことはすべて実体験ですが、制度は年度や自治体で変わることがあります。

必ず最新の公式情報も確認してください。

「該当しません」から「支給決定」へ

「該当しません」

これまで何度この文字を見てきたでしょうか。世帯年収は約1,500万円。私立高校に通う子ども二人を持つわたしにとって、就学支援金は「縁のないもの」でした。

しかし2025年度(令和7年度)から始まった「高校生等臨時支援金」で、その景色が変わりました。先日ようやく、わが家にも「支給決定通知書」が届いたのです。

この制度は、2026年度に予定されている所得制限の完全撤廃に向けた「つなぎ」の措置。手続きは正直いって面倒でしたが、動いた結果として大きな金額が戻ってきます。

📌 2026年度の制度変更について

文部科学省は2024年12月に、私立高校授業料の実質無償化における所得制限の撤廃を発表しています。2026年度(令和8年度)からは、年収に関わらずすべての世帯が支援の対象となる予定です。

参考:文部科学省「高校生等への修学支援」

これから高校入学をひかえるご家庭、そして現在手続き中のご家庭に向けて、実体験にもとづく注意点と、実際のお金の動きを記録しておこうと思います。


e-Shien申請のリアルなハードル

手続きはスマホで行いましたが、これがなかなか厄介でした。自分たちだけでは進められず、まずは学校からの連絡を待つ必要があります。

申請の流れ(所要時間:夫婦で約30〜40分)

  1. 学校から書類が届く(3月末〜4月初旬)
  • 生徒個人ID、学校ID、パスワードが記載された案内
  • わが家の場合、期限が4月初旬で結構短かった
  1. e-Shienにログインし、アカウントを作成する
  2. 夫婦二人のマイナンバーカードを用意する
  • 署名用パスワード(英数字6〜16桁)
  • 利用者用パスワード(数字4桁)
  • 両方必要なので、事前に確認しておくとスムーズ
  1. スマホでカードを読み取り、所得情報を登録する

実際に困ったポイントと対策

マイナンバーカードの読み取りエラーが頻発

  • 2年前の初回申請時は何度もエラーが出ました
  • 対策:机など安定した場所で、カードをスマホ背面にぴったり密着させる
  • 少しでもズレるとエラーになるので、焦らず丁寧に

夫婦両方のカードが必要

  • わたしは妻のカードを預かって一人で格闘しましたが、読み取りエラーも出やすく、二人で時間を決めて一気に終わらせるのが一番スムーズだと感じました

毎年申請が必要

  • 高1、高2、高3それぞれの年度で、毎回e-Shienで同じ手続きが必要です
  • おそらく年収の変化を確認するためだと思われます
  • 最近は慣れてきたので比較的スムーズに進められています

振り込まれる金額と「引かれる」金額

あなたの世帯はいくら受け取れる?

支給額は世帯年収によって異なります。わが家のケースと比較してみてください。

世帯年収の目安 年間支給額(一人分) 備考
約1,500万円(わが家) 118,800円今回の臨時支援金
約910万円〜1,500万円 118,800円国の基準額
約590万円〜910万円396,000円増額対象
約590万円未満396,000円増額対象

※東京都・大阪府など、自治体によってはさらに上乗せ支援があります
※詳細な世帯年収の計算方法や最新の支給額は、文部科学省の公式サイトでご確認ください

わが家の場合:
通知書によると、支給額は一人につき年額118,800円(国の就学支援金の基準額)。わが家は2026年1月時点で高2と高3の二人分なので、合計で237,600円になります。

お金の動きには「時差」がある

タイミング 内容 金額(一人分)二人分合計
2026年1月4〜12月分の還付が口座に振込89,100円178,200円
2026年1〜3月 毎月の授業料から減額9,900円/月 19,800円/月
年間合計118,800円 237,600円

このお金の動きには注意が必要です:

  • 「入ってくるお金」(1月の還付)
  • 「引き落としが減るお金」(1〜3月の相殺)

入学当初は一旦全額を支払う必要があるため、手元のキャッシュフローを考えておくことが重要です。


「無償化」に含まれない費用の現実

ここで一つ、念押ししておきたいことがあります。この支援金はあくまで「授業料」に対するものだという点です。

わが家の月々の実質負担(一人分)

項目月額支援金対象
授業料約30,000円
施設費・教育充実費約10,000円×
通学バス約30,000円×
その他(模試・部費等) 変動×
小計約70,000円

支援金でカバーされるのは、月々の負担約70,000円のうち、授業料分の30,000円だけです。

対象外となる主な費用

  • 施設管理費、教育充実費
  • 修学旅行の積立金
  • 部活動の部費
  • 通学の交通費や寮費
  • 模試費用、教材費

特に私立高校は、授業料以外の項目が意外と大きな金額になります。「無償化」という言葉だけを信じて、学校へ払うお金がゼロになると考えると、入学後の資金計画が狂いかねません

あくまで授業料の負担が軽くなるだけ、という冷静な認識が必要です。


これから高校入学を控えるご家庭へ

入学前に確認すべきこと

□ 志望校の学費を細かく確認

  • 授業料だけでなく、施設費・教材費・交通費の総額
  • 入学金など、初年度に一括で必要な金額
  • 学校説明会で「支援金適用後の実質負担額」を直接質問する

□ 自治体独自の支援制度をチェック

  • 東京都、大阪府などは独自の上乗せ支援がある場合があります
  • お住まいの都道府県の「私立高校 就学支援金」で検索

□ 2026年度以降の変更点を把握

  • 所得制限が撤廃される予定(世帯年収1,500万円でも対象に)
  • 私立高校への支援額が増額される見込み
  • ただし詳細は2025年秋頃に正式発表される可能性が高い

□ マイナンバーカードの準備

  • 夫婦両方のカードのパスワードを今のうちに確認
  • 署名用(英数字)と利用者用(数字4桁)の2種類が必要

申請スケジュールの目安

時期内容
3月末〜4月初旬学校から申請書類が届く
4月中旬までe-Shien申請期限(学校により異なる)
翌年1月4〜12月分の還付が振込
1月~3月授業料から月々減額

学校からは「早めに手続きしてください」と案内が来ます。期限が短いので、書類が届いたらすぐに動くことをおすすめします。


静かに、淡々と制度を活用する

これまでは「所得制限」という線引きで、支援の対象外にされてきた世帯も多いはずです。しかし2026年度からはこの制限がなくなり、私立高校への支援額もさらに拡充される予定。

制度が大きく変わる過渡期だからこそ、こうした面倒な手続きを一つずつクリアしていく価値があります。

派手な成功談より、使える理屈を検証し、着実に実行すること。今回、約23万円という小さくない金額が戻ってくることは、わが家にとって大きな前進でした。

制度は常にアップデートされます。わたしの記録も一つの参考にしつつ、最新情報の確認を忘れずに行ってください。


この記事を読んだ後にやること

入学前の準備チェックリスト

  1. □ お住まいの都道府県の就学支援金ページを確認
  2. □ 志望校のホームページで「学費・支援制度」を確認
  3. □ 学校説明会で、実質負担額を直接質問
  4. □ マイナンバーカードのパスワードを今のうちに確認しておく
  5. □ 初年度の一括支払い(入学金等)に備えた資金計画


⚠️ 記事を読む際のご注意

最新情報を確認してください
本記事は2025年度(令和7年度)2026年1月時点の体験談です。2026年度(令和8年度)以降は、所得制限の撤廃や支給額の増額など、制度がさらに変わる予定です。

自治体による違い
お住まいの地域(東京都や大阪府など)によっては、独自の上乗せ支援がある場合があります。

公式案内が正解です
必ず文部科学省の公式サイト、またはお住まいの自治体や在籍校から配布される最新の案内を正として判断してください。

参考リンク

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